(少年事件)暴力事件で逮捕された少年を正常な方向に導いた事例


【事務所に依頼した経緯】

 暴走族グループに属していた少年(当時17歳)が,自分らのグループに属さずに地元で改造バイクを運転していた同年代の少年に対して殴る蹴るの暴力を振るい,全治1年以上の大怪我を負わせて警察に逮捕された。
 当事務所の弁護士が,警察による捜査段階から弁護人・付添人として少年をサポートした事件。

【弁護人・付添人活動】

 少年は,自身がおこなった行為の重大性についての認識が薄く,「メンバー以外は改造バイクに乗ってはいけないことは代々地元に伝わる暗黙のルールである。」「何度も警告したが,ルールを守らなかったので制裁した。」「ルールを守らない相手が悪い。」との認識であった。

 身柄が解放されれば,また暴走族に戻ってしまう可能性も否定できず,捜査機関や鑑別所からは「少年院送致相当」の意見が付されていた。

 弁護士としては,「少年自身が自分の考え方の誤りに気付かなければ,社会に戻しても同じ過ちを繰り返してしまう可能性が高い」と考えた。

 そこで,何度も警察署・鑑別所に足を運び,

  • (1)少年にとって大切な人はいるのか
  • (2)大切な人は今回のことをどのように感じているのか
  • (3)大切な人が同じ被害にあったら,どのように感じるのか
  • (4)少年に目標や夢はあるのか
  • (5)目標や夢を叶えるためには,今,何をしなければならないのか

などについて,時間をかけて少年と話し合った。その際,弁護士から少年に「答え」を与えることは控え,少年自身の気付きを促す方針をとり,粘り強く対話を続けた。

【結果】

 時間が経つにつれて,少年の発言に変化が見られた。自分の考え方が誤っていたことを認め,被害者や,迷惑をかけた学校の先生に自ら謝罪の手紙を書きたいと希望するようになった。

 また,少年は,大学に進学したいとの目標を語るようになり,暴走族グループから脱退することを約束した。

 裁判所の調査官や裁判官も少年の変化を認め,審判の結果,少年院送致は免れ保護観察処分となった。その後,少年は暴走族を脱退し,大学受験に向けて勉強の日々を送っている。

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