新着情報一覧

行方不明の相続人

平成26年4月17日号掲載 Q  先日父が亡くなりました。相続人は母と私と兄ですが、兄は長年音信不通で行方が分からず、遺産分割ができません。どうしたらいいですか。   A  行方不明になってから7年を経過している場合には、失踪宣告という方法が考えられます。  もっとも、7年を経過すれば自動的に失踪宣告がなされるわけではなく、家庭裁判所に申立てをする必要があります。家庭裁判所が失踪宣告の審判をすると
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お葬式代はだれが負担するか

平成25年11月21日号掲載 Q  亡父の生前の希望で、亡父のお葬式を盛大に行い、葬儀屋への支払いは喪主である私がしました。費用を他の相続人にも負担してもらいたいです。   A  葬儀代は、亡くなった方の遺産から相続人が平等に負担する、と思いがちですが、裁判となると、そうとは限らないのです。  遺産というのは、亡くなった方の、まさに死亡時に存在する財産や債務を指すので、死後に発生する葬儀代は、
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遺産の分け方での紛争

平成25年10月17日号掲載 Q  母が亡くなり、母名義の不動産と預金を相続することになりました。父は既に亡く、子どもは私と兄だけです。私は不動産はいらないので、代わりに預金を多く欲しいです。でも兄は、不動産も欲しいけど預金も半分欲しいと言って譲りません。遺言書はないです。   A  話合いで分割方法が決まらないと、審判といって裁判官が分割方法を命じることになります。審判になれば、生前贈与などが
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認知症の父の遺言書

平成25年6月13日号掲載 Q  父が亡くなり、私と兄と妹が父の遺産を相続することになったのですが、遺産をすべて兄に相続させるという遺言書が出てきました。父は、生前、子ども達3人には遺産を平等に分けたいと話していましたし、遺言書が書かれた時に父は認知症でしたので、兄が父に無理矢理遺言書を書かせたのではないかと思います。   A  遺言書が作成された時に、遺言内容を具体的に決定し、その効果を理解す
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亡母の預金の無断引出し

平成25年5月16日号掲載 Q  母が亡くなり、姉と遺産分割することになったのですが、母名義の預金の額が、生前に母から聞いていた額よりもだいぶ少ないです。母と同居していた姉が勝手に引き出したのではないかと思うのですが。   A  被相続人(本件の場合は母親)が亡くなる前に、同居していた親族が、被相続人に無断で、被相続人の通帳やキャッシュカードを使って預貯金を引き出してしまい、相続人同士で揉めると
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遺言と遺留分

平成24年9月13日号掲載 Q  父が亡くなり、父の遺言書には、遺産をすべて母と弟に相続させると書かれていました。父の遺産を一円ももらえないなんて納得できません。   A  お父様の残した遺言が民法で定められた方式に従っていて、お父様が遺言を書いた当時に認知症だったなどという事情がないのであれば、遺言は有効ですので、遺言書の内容どおりに遺産は分配されます。  ただし、子供は、遺留分として遺産のう
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遺産分割と学費援助

平成24年8月16日号掲載 Q  母が亡くなり、父は既に他界しているので、兄、私(長女)、弟の3人で母親の遺産を分けることになりました。両親は長男である兄をとてもかわいがり、私と弟は高卒ですが、兄は大学卒業後、海外の大学院に留学し、その間の学費・生活費をすべて両親に出してもらいました。遺産を分ける際にこのことを考慮してほしいです。母の遺言はありません。   A  共同相続人(本件では長男、長女、
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遺産分割と介護

平成24年7月12日号掲載 Q  母親が亡くなり、父親はすでに他界しているので、弟と母親の遺産を分け合うことになりました。母は亡くなる前の3年間は寝たきりで、長男である私がその介護をしてきたのですが、遺産を分ける際に、このことを考慮してほしいです。母の遺言はありません。   A  共同相続人の中に被相続人(亡くなった方)の財産の維持又は増加につき特別の寄与をした者があるときは、その寄与に相当す
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遺産の分け方の指定

平成24年5月17日号掲載 Q  高齢の母が、遺産は長女である私に多く相続させたいと希望しています。既に父は亡くなっており、兄弟は弟だけです。母親の望みをかなえてあげたいです。   A  この場合、相続人は相談者と弟の2人です。母親の遺言がない限り、母親の遺産は、相談者と弟が2分の1ずつ取得することになります。 遺言によらずに相談者が2分の1を超えて遺産を取得するのは、母親の死後に弟が承諾する
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寄与分という制度

 平成23年10月13日号掲載 Q  父は母の亡き後、長期間療養したのですが、その世話は長女である私がずっと一人でしました。先日、父は亡くなり、もう一人の相続人である私の弟と遺産分割の話をしたところ、弟は遺産のちょうど半分を欲しいと言っています。私が献身的に父の世話をしたことによって、父の財産は大きく減らないで済んでいます。それでも私は弟の言うとおりにしなければいけないのでしょうか。   A
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