息子の借金

平成23年5月19日号掲載

Q
 息子が消費者金融から多額の借金をしているようです。将来もあるので、親として返済資金を援助しようと思っていますが、注意すべき点を教えて下さい。

A
 このような場合、消費者金融が要求するままの金額を親が出してあげることは、息子さんのためにならないことが多いのです。

 息子さんは、親に申し訳ないという気持ちから、借金の一部は親に言わないで自分で返していこうとしがちです。そして結局は一人では返しきれず、再び借金が増えてしまうものです。また、消費者金融からすれば「優良顧客」ということになり、一度完済してもまた多額の貸付けをすることがよくあります。

 このような息子の借金返済を親が援助したケースで、親が全財産を失った後に初めて弁護士まで相談に来たという経験を、私は何度もしています。

 そうならないためにも、最初から弁護士に相談することをお勧めします。弁護士が消費者金融と対応すれば、返済すべき金額が大幅に減ることが多く、事案によっては自己破産を勧めることもあります。また、弁護士が受任をすると、直ちに信用情報に登載されるため、今後新たに借金をすることができなくなります。

息子の借金返済を援助しようと考えている親御さんは、早めに当弁護士事務所までご相談ください。

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