新手の架空請求

平成23年2月17日号掲載
Q
 私の身に覚えのない請求が、「裁判所」と書いてある封筒に入って送られてきたのですが、どうしたらいいでしょうか?
 
A
 身に覚えのない「ご利用料金のご案内」等が、知らない業者から葉書やメールで突然来た場合、無視をすることが一番です。
 しかし、最近、裁判所の督促手続や少額訴訟手続を悪用する新手の架空請求が問題になっています。
 「裁判所」から手紙が来たら、身に覚えがない請求であっても、それが本物の裁判所から来たものかどうかを確認する必要があります。本物の裁判所からのものであれば、無視をすると相手の架空請求を認めたこととなってしまい、強制執行等の不利益を受けることになってしまいます。
 ただし、悪質な業者が裁判所を装って偽りの電話番号を記載している場合があるので、書かれている番号にすぐに電話をしてはいけません。本物の裁判所の電話番号かどうかを、電話帳等で確認して下さい。それで嘘だと分かれば、そのまま放置して大丈夫です。
 本物の場合には、取るべき方法を説明した書類が同封されているので、それをよく読む必要があります。
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