遺産分割問題の弁護士相談

 遺言書がなく、他の相続人の同意が得られない場合は、法定のルールに従って遺産分割をしなければなりません。誰が相続人となるか、相続割合はどれくらいか、相続割合を増減させることができるか、遺産の範囲はどこまでか、といった様々な問題について、正確な法律知識と裁判や金融機関での取扱を知っておく必要があります。

 遺言書があっても、それが無効となる場合もあります。どういった場合に無効となるかについての裁判例などを把握していれば、不利な内容の遺言書に泣き寝入りする必要はなくなります。

 相続人全員の合意があれば、法定のルールに従う必要はないのですが、相手方の同意を得るためには、調停や裁判を視野に入れながら有利な証拠を収集したり、説得的な主張をしたりすることが肝要です。

 遺産分割に関するよくあるトラブルをまとめました。こういったトラブルが起こる前に、弁護士にご相談ください。

遺言書に関するトラブル

 遺言書が有効かどうかが問題になることがあります。

たとえば

・母の遺言書に「遺産の全てを宗教法人に寄付する」と書かれているが、母はかなり前から認知症で、このような遺言書を書けるような判断能力はなかった。
・姉が父の遺言書を持ち出してきたが、自分の取り分が少ないし、姉と父は仲が悪かったので、本当に父が作成したのか疑問だ、姉が偽造したのではないか。
・父の直筆の遺言書が出てきたが、50年も前にかかれていた、内容も不明確だし、日付が記載されていない、これでも有効といえるのか。

 

遺産分割の対象や内容に関するトラブル

 遺産分割をする前提として、まず、その対象となる財産を特定しなければなりませんが、ある財産が遺産に含まれるのかどうか自体が問題になることがあります。

たとえば

・亡き母の預金額が思ったよりも少なかった、母と同居していた弟が使い込んだようなので、その分を戻してもらいたい
・亡き母の預金額が思ったよりも少なかった、母は弟名義で預金をしたり、保険を契約していたりしていた、このような弟名義の預金も遺産として分割の対象にできないのか
・亡き母は生命保険に加入していたが、その死亡保険金は遺産になるのか

 

 また、遺産分割の対象が特定できても、遺産をどのように分割するのかが問題になることがあります。現金だけが遺産であれば、相続分に相当する現金を分ければいいのですが、不動産や負債などがあるとそうはいきません。

たとえば

・父と長年同居してきたので、父の家を自分一人の名義にしたいが、他の相続人がハンコを押してくれない
・父は会社を経営しており、兄弟のうち自分だけが会社を手伝っていて、他の兄弟はサラリーマンだった、そこで、自分が会社を継ぎたいので、父の株式を全部相続したいのだが、他の兄弟が同意してくれない

 

遺産の取り分に関するトラブル

 遺産の取り分は法律に定められていますが、事情により、その取り分が増減されることがあり、これもトラブルのもとです。

たとえば

・ギャンブルや借金などで父母にさんざん迷惑をかけてきた兄と相続分が同じなのは納得できない
・私は母の介護をずっとやってきたので、遺産を多く取得したいが、兄弟が同意してくれない
・姉は、大学まで行かせてもらったし、結婚するときも多額の支度金を両親が用意したが、私は大学も行かせてもらえなかったし、結婚のときも両親の援助をえられなかった、それなのに、姉と相続分が同じなのは納得できない

 

交渉に関するトラブル

 相続人間の仲が良く、話し合いによって遺産分割ができれば一番良いのですが、関係が悪かったり、感情的な行き違いがあったりして、話し合い自体できないということもよくあります。

たとえば

・腹違いの姉と遺産分割をしなければならないが、もともと仲が悪く、交渉が難航しそう
・何の話し合いもなく、遺産の総額も教えられないまま、とにかく兄から遺産分割協議書にハンコを押すように要求されている

 

遺産分割の相談なら弁護士へ

 納得の行く遺産分割をするために、まずは弁護士にご相談ください。また、遺産分割は親族同士の紛争ということもあり、感情的に揉めて収まりがつかなくなることもあります。こじれる前に専門家に相談することをお勧めします。

 横浜で遺産分割の弁護士相談なら、遺産相続に強い上大岡法律事務所にお任せください。


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